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拍手下さった方、ありがとうございますv



↓いっぱいパチパチいただいて……今日も更新です
 まだ、スネークが入ってます。大丈夫なお姉さまだけお付き合いくださいませv

 唇を重ねているうちに、オタコンはスネークの変化に気付いた。
「うそ…また…」
 スネークが自分の中で体積を増したのに気付いて、オタコンが驚いた声を上げた。
「…お前さんが可愛い顔をするから……仕方がないだろう?」
 照れたように言うスネークに、オタコンは益々驚いた。
「さっきから、おかしいよ君……。僕は可愛くなんか無い…女の子でも子供でも無いんだよ」
 昔眼鏡を外すと目が綺麗だと言ってくれた女の子はいたが、オタコンは自分の事を可愛いと言うスネークが不思議だった。
「俺には可愛らしく見えるんだ、それでいいだろう?」
 …ピロートークとは思えない会話だったが、スネークはオタコンの緊張が判っていた。なんとか傷を作らずに済んだが、オタコンが男とセックスをするのは初めてだと言うのは気付いていた。スネークを受け入れる前は反り返って先走りを垂らしていたオタコンの物が、小さく縮こまってしまったのを見てもそれは判るのだが、スネークは出来るだけオタコンを怖がらせずにいたかった。初めてのこの体験を、痛みや恐怖とは無縁の物にしたかったのだ。
「それより…さっき気になる事を言ってたな?」
「え?」
「自分の指で2本までならって……入れてみた事があるのか?」
 うっすらとピンク色だったオタコンの頬が、真っ赤になった。
「…興味があったんだよ………。でも、何でだろ…、僕がスネークにする事は考えて無かったんだ……」
 オタコンはスネークに受け入れてもらうより、自分自身にスネークを刻みつけて欲しいと思っていた……。
「ネットで動画見つけて……」
 ゲイの動画を見ながら自慰をしたとは、流石にオタコンも言えなかったが、スネークに似たモデルを見つけて興奮したと言うと、スネークが声を上げて笑った。
「わ…笑わなくたっていいだろ?」
「俺はもてる役だったか?」
 まだ笑いながら言うスネークに、オタコンは口を尖らせた。
「音声は無かったから、よくは判らないけど。アメフトか何かの選手で人気があるみたいだったよ」
 大した筋は無いようだが、シリーズ化もされているようで、スネークに似たモデルは人気があるようだと言うと、スネークはまた笑った。
「…君は笑うけどね……僕は真剣に悩んでそれを見てたんだから…」
 オタコンは初めて男を好きになった事に戸惑って、自分をどうしていいかも判らなくなっていたのだ。スネークが自分に好意を持ってくれたとしても、それは友情なのだと……、そうして自分を抑えて来た。
「悪かったな……でも、俺も悩んでたんだぜ」
「…スネークが…?」
「ああ…お前さんを見ると……抱きしめて、キスしたくなるのをどうやって隠そうかって……」
 同志としてオタコンは側にいてくれた……、そう思っていたスネークにも煩悶はあった。
「…この唇にキスしたら…どんな顔をするんだろうって……」
 スネークの指が、オタコンの唇をなぞった。
「怖がらせたりしたくなかった……。俺はウルフみたいな美人じゃないしな」
 オタコンが小さく笑った。
「…ウルフに憧れてた。綺麗な人だとも思っていたし、恋してたんだと思うけど……」
 唇をなぞるスネークの指に、オタコンはそっとキスした。
「彼女と寝ようとは思わなかったんだ……。こんなに…抱きしめたいと思ったのも、抱きしめて欲しいと思ったのも、…スネークが初めてだよ…」
 その言葉に嘘は無かった。こんなにも触れ合いたいと願ったのは、スネークだけだった……。ウルフに対して抱いた淡い恋心とも…、惰性のように続けてしまった義母との関係とも、スネークに感じた気持ちは別だった。
「ああ…俺もだ……」
 埋め合わせるのでも、紛らわせるのでもなく触れ合いたいと思ったのは、スネークも初めての事だった。行きずりに関係を持った相手や、戦時下での逃避行為では感じる事の出来なかった愛情を、スネークは初めて持った。
「スネーク……好きだよ…」
 拙い言葉だからこそ、それはスネークの心の中深くに染み込んだ。
「…ああ……俺もだ…」
 スネークの腕がオタコンの肩を引き寄せ、その胸の中に包み込んだ。
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