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拍手下さった方、ありがとうございますv
↓なかなか前に進みません……ベッドに辿りつけるんだろうか…
逆転みったんを始めました……雷のせいでPCもPS3も立ち上げられなかったので、オロチZ終わってないのに始めちゃいました…
↓なかなか前に進みません……ベッドに辿りつけるんだろうか…
逆転みったんを始めました……雷のせいでPCもPS3も立ち上げられなかったので、オロチZ終わってないのに始めちゃいました…
スネークのダウンジャケットの中から、オタコンはそっと目を上げてスネークの顔を見た。オーロラの色が映えたスネークの瞳は、今までにオタコンが一度も見た事の無い色をしていた。
「スネーク……僕…」
オタコンの唇が小さく震えた。今、言わなければ…きっと言えなくなってしまう。…今言わなければ、いったいいつこの言葉を告げる事が出来るのか……。
「僕、スネークの事が好きだ……」
白く凍った息が、スネークの頬に触れた。スネークは一瞬顔を歪めて、オタコンの肩口に顔を埋めた。オタコンが抱きしめたスネークの胴が、僅かに震えていた……。強く速い鼓動は、言葉以上にスネークの気持ちをオタコンに伝えている……。
オタコンには信じられないような事だった。スネークが心に思う人がいると聞いて、自棄酒のように飲んでいた時には…、今を想像する事さえできなったが、今はスネークの思いが判る…。思い返せば、何もかもが……、シャドーモセスを離れてからの暮らしの中の事、すべてがスネークの心だったのだ。一緒に暮らし始めてみて、スネークはある意味ウルフと同じように自分を戒めて生きてきた事は感じていた。遊びでならば、人との関わりを持つ事も、恋愛の真似事も出来るスネークだが、決して自分の決めたテリトリーの中に他人を迎える事は無かった。オタコンは、初めからスネークの縄張りの中に迎え入れられていたのだ……。場所だけではなく、橇犬のリーダーのようなクウェリがオタコンを迎えた、それはスネークがオタコンを自分の縄張りの一員と認めていたからこそあるのだ。
……スネークはずっと、…僕を大事にしてくれてたんだ……。抱きしめる温もりが伝えるように、スネークの行動のすべてが愛情の表れであった事が、今ならばオタコンにも判った。
「俺も…お前の事が好きだ……」
スネークの声が、深い声が、オタコンの肩に零れた。
「…お前さんの好きと、俺の好きは……ちょっと違うかも知れないけどな…」
顔を上げたスネークが苦笑いのように顔を歪めて言った。
「違う…好き?」
スネークの手が、外気に凍りつきそうなオタコンの髪を撫でた。
……冷たい髪に残る滴が、スネークの掌を濡らした。こんな事を言えば、オタコンを怖がらせるかもしれない……。スネークはそう思ったが、言っておかなければいけないとも思っていた。スネークは自分の気持ちの中に、オタコンへの抑えきれない肉欲があるのだ。オタコンが友情をもって自分に応えてくれているのならば、……後で辛い思いをするのは自分だ。逆に、オタコンが自分に恋愛感情を持ってくれたとしても…、生々しいような自分の思いを恐れるのではないか……。だとしたら、騙し打ちのように関係を持つ事は出来ない……。
「俺の好きは…お前さんを食っちまいたい…そんな好きなんだ」
スネークを見ているオタコンの目が見開かれた。じわじわと頬が赤くなり…、眼鏡の無い彼の瞳が潤んだように光った。
「ばか……」
オタコンがスネークの頬に頭を寄せた。
「僕の事…幼稚園児か何かだと思ってるの…?」
スネークに抱きしめられた所から、今だって自分は蕩けそうになっているのに……。オタコンの方こそ、ここで唯一無二の相棒、戦友だなどと言われてしまったら、自分の気持ちの収まりどころをなくしてしまっただろう。
「僕だって…スネークが欲しいんだよ」
スネークの首にあたるオタコンの頬が熱かった。
「オタコン…」
ダウンジャケット越しはもどかしかったが、スネークは力一杯オタコンの背を抱きしめた。
「…僕は…骨ばってガリガリで……ちっとも美味しく無いかもしれないけど……」
はにかんだような声が、それだけでスネークには可愛らしかった。自分の背を抱き返すオタコンの細い指先も、胸の中にすっぽりと収まってしまう肩も……、スネークにとっては掛け替えの無い物だった。
「馬鹿はお前だ……」
スネークの声が、オタコンの耳の中に直に響いた。
「俺がどれほどお前を可愛いと思ってるかなんて……知らなかったんだろう…?」
朝食に下りてくる寝癖だらけの頭も、抱きしめたら軋むかと思うような細い腰も、……クウェリの為に花を作ってくれた指先も…、全部が好きだと言うスネークの声に、オタコンは背中が震えた。
スネークの胸に抱かれたら……、自分がどうなってしまうのだろうかと不安に思っていたオタコンだったが、スネークはただ優しく、スネークはただ温かくオタコンを抱きしめてくれた。
「…オタコン……」
スネークの唇が、オタコンの耳元から頬を滑って、唇の上を掠めた。
「キスしたかった……。お前さんを見る度に、キスしたくて堪らなかった……」
「僕も……スネークの唇を思い出してた……」
過換気症候群の発作の為だったが、それでもスネークが自分の唇に触れた……。オタコンはその感触だけで体が熱くなる思いがしていた。
「…キス…しようよ……スネーク」
まるでローティーンの子供だ……。自分でも呆れるオタコンだったが、それしか考えられないほど、スネークに触れて欲しかった。
「スネーク……僕…」
オタコンの唇が小さく震えた。今、言わなければ…きっと言えなくなってしまう。…今言わなければ、いったいいつこの言葉を告げる事が出来るのか……。
「僕、スネークの事が好きだ……」
白く凍った息が、スネークの頬に触れた。スネークは一瞬顔を歪めて、オタコンの肩口に顔を埋めた。オタコンが抱きしめたスネークの胴が、僅かに震えていた……。強く速い鼓動は、言葉以上にスネークの気持ちをオタコンに伝えている……。
オタコンには信じられないような事だった。スネークが心に思う人がいると聞いて、自棄酒のように飲んでいた時には…、今を想像する事さえできなったが、今はスネークの思いが判る…。思い返せば、何もかもが……、シャドーモセスを離れてからの暮らしの中の事、すべてがスネークの心だったのだ。一緒に暮らし始めてみて、スネークはある意味ウルフと同じように自分を戒めて生きてきた事は感じていた。遊びでならば、人との関わりを持つ事も、恋愛の真似事も出来るスネークだが、決して自分の決めたテリトリーの中に他人を迎える事は無かった。オタコンは、初めからスネークの縄張りの中に迎え入れられていたのだ……。場所だけではなく、橇犬のリーダーのようなクウェリがオタコンを迎えた、それはスネークがオタコンを自分の縄張りの一員と認めていたからこそあるのだ。
……スネークはずっと、…僕を大事にしてくれてたんだ……。抱きしめる温もりが伝えるように、スネークの行動のすべてが愛情の表れであった事が、今ならばオタコンにも判った。
「俺も…お前の事が好きだ……」
スネークの声が、深い声が、オタコンの肩に零れた。
「…お前さんの好きと、俺の好きは……ちょっと違うかも知れないけどな…」
顔を上げたスネークが苦笑いのように顔を歪めて言った。
「違う…好き?」
スネークの手が、外気に凍りつきそうなオタコンの髪を撫でた。
……冷たい髪に残る滴が、スネークの掌を濡らした。こんな事を言えば、オタコンを怖がらせるかもしれない……。スネークはそう思ったが、言っておかなければいけないとも思っていた。スネークは自分の気持ちの中に、オタコンへの抑えきれない肉欲があるのだ。オタコンが友情をもって自分に応えてくれているのならば、……後で辛い思いをするのは自分だ。逆に、オタコンが自分に恋愛感情を持ってくれたとしても…、生々しいような自分の思いを恐れるのではないか……。だとしたら、騙し打ちのように関係を持つ事は出来ない……。
「俺の好きは…お前さんを食っちまいたい…そんな好きなんだ」
スネークを見ているオタコンの目が見開かれた。じわじわと頬が赤くなり…、眼鏡の無い彼の瞳が潤んだように光った。
「ばか……」
オタコンがスネークの頬に頭を寄せた。
「僕の事…幼稚園児か何かだと思ってるの…?」
スネークに抱きしめられた所から、今だって自分は蕩けそうになっているのに……。オタコンの方こそ、ここで唯一無二の相棒、戦友だなどと言われてしまったら、自分の気持ちの収まりどころをなくしてしまっただろう。
「僕だって…スネークが欲しいんだよ」
スネークの首にあたるオタコンの頬が熱かった。
「オタコン…」
ダウンジャケット越しはもどかしかったが、スネークは力一杯オタコンの背を抱きしめた。
「…僕は…骨ばってガリガリで……ちっとも美味しく無いかもしれないけど……」
はにかんだような声が、それだけでスネークには可愛らしかった。自分の背を抱き返すオタコンの細い指先も、胸の中にすっぽりと収まってしまう肩も……、スネークにとっては掛け替えの無い物だった。
「馬鹿はお前だ……」
スネークの声が、オタコンの耳の中に直に響いた。
「俺がどれほどお前を可愛いと思ってるかなんて……知らなかったんだろう…?」
朝食に下りてくる寝癖だらけの頭も、抱きしめたら軋むかと思うような細い腰も、……クウェリの為に花を作ってくれた指先も…、全部が好きだと言うスネークの声に、オタコンは背中が震えた。
スネークの胸に抱かれたら……、自分がどうなってしまうのだろうかと不安に思っていたオタコンだったが、スネークはただ優しく、スネークはただ温かくオタコンを抱きしめてくれた。
「…オタコン……」
スネークの唇が、オタコンの耳元から頬を滑って、唇の上を掠めた。
「キスしたかった……。お前さんを見る度に、キスしたくて堪らなかった……」
「僕も……スネークの唇を思い出してた……」
過換気症候群の発作の為だったが、それでもスネークが自分の唇に触れた……。オタコンはその感触だけで体が熱くなる思いがしていた。
「…キス…しようよ……スネーク」
まるでローティーンの子供だ……。自分でも呆れるオタコンだったが、それしか考えられないほど、スネークに触れて欲しかった。
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