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拍手下さった方、ありがとうございますv
↓いきなりヌガーが食べたくなって書いてました(笑
…このところ、本宅のサル更新ですっかりこちらはご無沙汰でした……、近いうちにプリ雷も書きたいです…。
↓いきなりヌガーが食べたくなって書いてました(笑
…このところ、本宅のサル更新ですっかりこちらはご無沙汰でした……、近いうちにプリ雷も書きたいです…。
転寝をしていたオタコンは、ハンドミキサーの音で目を覚ました。キッチンでスネークが何か作っているのだろうと、リビングのカウチにもう一度沈み込もうとしたオタコンの鼻腔を、甘い香りが擽った。
砂糖を煮詰めたような、濃厚な甘い香りは、開けたままのキッチンのドアの向こうからしている。これが食事ならばさほど興味も湧かなかった所だが、スネークがおやつを作る事は珍しい。…そして、スネークのスウィーツは、どこかの家のおばあちゃんが作ってくれるお菓子のように懐かしく、オタコンは特にその濃厚な甘さが好きだった。
起き上がったオタコンは、柔らかいネルのスリッパに足を突っ込んでキッチンに向かった。
「スネーク、何作ってるんだい?」
「起きてくる頃だと思った」
にやりと笑ったスネークは、ハンドミキサーを止めてコンロに掛けて置いた片手なべを取り上げた。
「すごくいい匂いだね」
オタコンが鍋を覗き込もうとすると、スネークが肘を張って邪魔をした。
「まだだ。出来上るまでお楽しみだ」
ハンドミキサーで泡立てていた真っ白なメレンゲの中に、スネークが鍋の中の物を少しずつ垂らしてかき混ぜて行く。
「摘み食いじゃないよ。見るだけならいいじゃないか」
オタコンはスネークが隠している手元を覗き込もうと、つま先立ちでスネークの肩に掴まった。
「アーモンドの香がするね」
甘い香りの中に雑じる香ばしい匂いに、オタコンが嬉しそうな声を出した。
「かき混ぜたいか?」
背中に負ぶさるようにして、ボールの中を覗き込んでいるオタコンにスネークが言うと、
「いいの!」
掛けたまま眠った眼鏡の、曇ったレンズの向こうでオタコンの眼が嬉しそうに輝いた。
「熱いから気をつけろ」
泡だて器を渡されて、オタコンは神妙な顔で頷いた。
「少しずつ流し込むから、泡を潰さないように混ぜて行くんだ」
「判ったよ」
何かの実験でも始めるような真剣な顔つきで、オタコンは泡だて器を動かした。
「鍋の中身はヌガーみたいだけど…、何ができるの?」
ボールの中では、白いネバネバした物が出来上がりつつあった。この匂いが無ければ、とても食べられる代物には見えない。外壁材のモルタルのようだ。
「ヌガー・ド・モンテリマールだ」
鍋の中身を全部ボールに流し込んだスネークは、バットにクッキングシートを敷き詰めた。
「ここに流し込んでくれ。冷えるまでに2、3時間はかかるな」
「え~…そんなに待つのかい?」
オタコンはバットに白いネバネバを流し込みながら、口を尖らせた。
「なぁに、2,3時間なんてあっと言う間だ」
バットに流し込まれたヌガーをカードを使って均したスネークは、オタコンに片目をつぶって見せた。
「あ、そうだね。丁度お腹が空いた頃に、これも固まってるよね」
「おいおい、セックスはマシントレーニングじゃ無いんだろう?」
以前、オタコンが随分とお冠だったのを思い出したスネークが笑った。
「だって…、美味しそうな匂いのする物はカロリーが高いんだよ?僕のお腹が出っ張って来てもいいのかい?」
オタコンが、スネークの手を掴むとカードに残ったヌガーを舐めとった。
唇についたヌガーも、芝居がかった様子で舐めとると、オタコンが悪戯っぽく笑った。
「スネーク、僕の為に作ってくれたんでしょ?お礼はしないとね」
「俺はデリケートなんだぜ。見返りにセックスなんて…はしたない事を言わないでくれよ」
スネークも笑いながら、オタコンの唇についたヌガーを舐めた。
砂糖を煮詰めたような、濃厚な甘い香りは、開けたままのキッチンのドアの向こうからしている。これが食事ならばさほど興味も湧かなかった所だが、スネークがおやつを作る事は珍しい。…そして、スネークのスウィーツは、どこかの家のおばあちゃんが作ってくれるお菓子のように懐かしく、オタコンは特にその濃厚な甘さが好きだった。
起き上がったオタコンは、柔らかいネルのスリッパに足を突っ込んでキッチンに向かった。
「スネーク、何作ってるんだい?」
「起きてくる頃だと思った」
にやりと笑ったスネークは、ハンドミキサーを止めてコンロに掛けて置いた片手なべを取り上げた。
「すごくいい匂いだね」
オタコンが鍋を覗き込もうとすると、スネークが肘を張って邪魔をした。
「まだだ。出来上るまでお楽しみだ」
ハンドミキサーで泡立てていた真っ白なメレンゲの中に、スネークが鍋の中の物を少しずつ垂らしてかき混ぜて行く。
「摘み食いじゃないよ。見るだけならいいじゃないか」
オタコンはスネークが隠している手元を覗き込もうと、つま先立ちでスネークの肩に掴まった。
「アーモンドの香がするね」
甘い香りの中に雑じる香ばしい匂いに、オタコンが嬉しそうな声を出した。
「かき混ぜたいか?」
背中に負ぶさるようにして、ボールの中を覗き込んでいるオタコンにスネークが言うと、
「いいの!」
掛けたまま眠った眼鏡の、曇ったレンズの向こうでオタコンの眼が嬉しそうに輝いた。
「熱いから気をつけろ」
泡だて器を渡されて、オタコンは神妙な顔で頷いた。
「少しずつ流し込むから、泡を潰さないように混ぜて行くんだ」
「判ったよ」
何かの実験でも始めるような真剣な顔つきで、オタコンは泡だて器を動かした。
「鍋の中身はヌガーみたいだけど…、何ができるの?」
ボールの中では、白いネバネバした物が出来上がりつつあった。この匂いが無ければ、とても食べられる代物には見えない。外壁材のモルタルのようだ。
「ヌガー・ド・モンテリマールだ」
鍋の中身を全部ボールに流し込んだスネークは、バットにクッキングシートを敷き詰めた。
「ここに流し込んでくれ。冷えるまでに2、3時間はかかるな」
「え~…そんなに待つのかい?」
オタコンはバットに白いネバネバを流し込みながら、口を尖らせた。
「なぁに、2,3時間なんてあっと言う間だ」
バットに流し込まれたヌガーをカードを使って均したスネークは、オタコンに片目をつぶって見せた。
「あ、そうだね。丁度お腹が空いた頃に、これも固まってるよね」
「おいおい、セックスはマシントレーニングじゃ無いんだろう?」
以前、オタコンが随分とお冠だったのを思い出したスネークが笑った。
「だって…、美味しそうな匂いのする物はカロリーが高いんだよ?僕のお腹が出っ張って来てもいいのかい?」
オタコンが、スネークの手を掴むとカードに残ったヌガーを舐めとった。
唇についたヌガーも、芝居がかった様子で舐めとると、オタコンが悪戯っぽく笑った。
「スネーク、僕の為に作ってくれたんでしょ?お礼はしないとね」
「俺はデリケートなんだぜ。見返りにセックスなんて…はしたない事を言わないでくれよ」
スネークも笑いながら、オタコンの唇についたヌガーを舐めた。
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