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拍手下さった方、ありがとうございますv



↓オタコン、一人Hっぽい感じです。大丈夫なお姉さまだけ、お付き合いくださいませv

 暖炉に薪を足して、オタコンはカウチに腰を下ろした。スネークは昼食のすぐ後に買い物に行ってしまっていた…。
 ……あの人に会いに行ったのかな………。オタコンはラップトップを抱えて、カウチの上に置かれたクッションに埋もれるようにして頭を垂れていた。会うだけじゃない……、そう思うとオタコンは胸が苦しくなった。カールした赤い髪、カフェの制服なのか彼女の着ていたワンピースからは惜しげもなく豊満な胸元や長い脚が見えていた。20代の後半くらいだろうか、実家の母親に子供を預かってもらっていると言っていた……。オタコンが紅茶を頼むと、隣のドラッグストアにも置いてあるティーバッグだからコーヒーを頼めと言った。人当たりが良く、世話焼きなタイプに見えた。スネークと何か関係があるように見えなければ、オタコンも嫌いになるような女性では無いのだが………。スネークがあの柔らかそうな胸に顔を埋めるのだと思うと、どうしようもないジェラシーを覚えるのだ。
 オタコンはクッションの上に腹這いになると、ラップトップを開いた。
 今日は何か調べる予定も無かったが、フィギュアのサイトなどを幾つか見て回った。
 いつもならば、時間を忘れて見てしまうようなガレージキットのサイトなども、今日はオタコンの目の上を素通りしていた。夕食の用意をして行ったところを見ると、スネークは夜にならなければ戻らないつもりなのだ……。以前は気にならなかった独りが、オタコンには寂しく思えた。
「…スネーク……」
 無意識にタッチパッドを弄っていると、履歴が開いた。
 オタコンがクリックした日付は、折り紙のサイトを見た日だった。あの時はスネークもリビングにいたし、気後れしてしまって見ていられなくなってしまったが……、オタコンも興味が無かったわけではない。今朝は下着の違和感で目を覚ました…。夢精してしまう事など、ローティーンの頃以来だ。
 音を消した画面では、東洋人らしい男たちの性行為が映し出されていた。サンプルの画像の為か、マスクが荒くてはっきりとした部分は見えなかった。
 オタコンはインターネットを終了すると、ラップトップをリビングに置いたまま、2階の自分の部屋に上がった。
 ベッドの下に入れた箱から、小さなラップトップを出す。仕事に使うPCではなく、アニメなどを見るためにファイル共有ソフトを入れてあるPCだった。仕事用のラップトップやデスクトップには、それこそ流出したら世界的な一大事になりかねないデータも入っている、そのPCとは別のプロバイダを経由して、オタコンは趣味の動画を集めていた。
「…こんな時に役に立つなんてね……」
 オタコンはベッドに寝そべって、PCを起動させた。
 デスクトップに並んだアイコンには見向きもせずに、オタコンはゲイポルノを検索した。そんなものを探したのは初めての事だったが、膨大なファイルがそこにはあった。
 タイトルだけを見ても、オタコンにはその内容さえ想像できなかったが、幾つかダウンロードしていつも通りにウィルスやスパイウェアの検索をかけて展開した。
 ……見てしまう事に、躊躇いもあった。余計に自分のコンプレックスを助長させるのでは無いか……。そんな思いもあったが、好奇心の方が勝った。
「…え…?」
 再生を始めると、オタコンは少し戸惑った。サンプルの画像はほとんどがファックシーンばかりだったが、オタコンが再生し始めたものは、普通のドラマのようにタイトルが流れ出したのだ。
 ……ああ…そうか、ゲイを扱った映画もあるよね……。いきなり絡みのシーンが出なかった事で、オタコンは少し肩の力が抜けた。
 爽やかなタイトル画面では、背の高いスポーツ選手のような男が海辺を走っていた。ボディビルダーのようでは無かったが、滑らかに筋肉ののった体は、やはりオタコンを気後れさせた。ドラマが始まると、そこは大学のアメフト部らしく、やたらにロッカールームで着替えるシーンが続いた。
「あ…」
 タイトル画面では気づかなかったが、主人公らしい男優は、茶色い髪に淡い緑の目をしていた。オタコンは鼓動が速くなるのを感じた。…顔立ちはスネークに似ているわけではないが……、後ろ姿は近い物を感じた。
 シャワールームに、もう一人人物が現れ、オタコンは思わずベッドの上に起き上がった。ここは大学のキャンパスの設定なのだろうが、シャワールームに入ってきたのは、子供のように見える男だった。シャワーの水を弾き返すような、張りつめた筋肉の男と並んでシャワーを浴び始めた男は、腕を上げただけで肋骨が浮かび上がった。オタコンの目にはそれは少年にしか見えなかった。
 シャワーの水滴の流れ落ちるのをカメラが追って、少年のように見える体を舐めるように撮っている…。パンした画面から、それが主人公の視線なのだと判った。
「…ぁ……」
 オタコンは小さく声を漏らして、あわてて口を押さえた。
 主人公が、手を伸ばして…色の白い細い腕を掴んだ。引き寄せて唇を重ねる。音声が無い為に、話の筋は判らないが、少年は男の腕の中で僅かに抵抗しているようだった。無理やりのように抱きしめられて、少年は男の肩を叩いているが、男の手が肌の上を這いまわるうちに抗う様子は無くなった。
 タイルの壁に押し付けられた少年の体が、画面いっぱいに映し出された。そばかすの浮いた胸元を、細い指先が守るようにさまよっている…。
「………」
 オタコンは唾を飲み込んだ。喉が大きく鳴って、顔が熱くなったが画面から目を離す事が出来なかった。
 ……こんな子供のような子に………。画面の中では、主人公が少年に何か話しかけ、一言話すたびに耳や肩にキスしている。少年はされるがままになりながら、喘ぐように口を開いている。
 オタコンはおずおずと自分のズボンのファスナーを下ろした…。中で形を変えたものが、圧迫されて痛いほどだったのだ。
「……ん……」
 下着の上から触れただけで、今にもそこは迸らせてしまいそうだった。
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